睡眠の不調
- なかなか寝つけない。
- 途中で何度も目が覚める。
- 朝、気持ちよく起きられず、疲れがとれない。
気になること、不安なことがある時に、このような
睡眠の不調があらわれることは、誰にでもあります。
しかし、眠れないことが何日も続き日常生活に支障が
でるようなら受診をおすすめします。
抑うつ症状
- 気分が沈みがちで憂うつになったり、泣けてくる。
- 何もやろうという気が起こらない。
- 今まで楽しめていたことが、楽しめない。
- 先々のことに不安を感じ、考えるうちに気分が滅入ってくる。
- 食欲がなく、美味しく食べられない。
強いストレスがかかったり、ショックなことがあった時に、このような抑うつの症状があらわれることがあります。軽いものでは、数日のうちに自然に症状がなくなることもありますが、何日も続いたり生活上に支障がでるようなら受診をおすすめします。
認知症
- 日常生活に支障をきたすほどの物忘れがある。
- 徘徊・興奮・もの盗られ妄想・不眠などで周りの人が困っている。
- 介護への抵抗が強い。
加齢に伴って誰でもある程度の物忘れはでてきます。しかし、以前からよく知っているはずの人の名前を忘れたり、少し前にしたことを覚えていなかったり、日常生活を送る上で普通にできていた用事ができなくなる場合は要注意です。強い興奮や介護への抵抗、幻覚や妄想と思われる言動が出現した場合も受診をおすすめします。
神経症性の症状
- いつも漠然とした不安を感じる。
- 人混みにでるのがイヤ、乗り物に乗るのが不安。
- 対人緊張が強く、人の視線が気になる。
- 胸がドキドキして息苦しくなる。
- のどの奥がつかえる気がする。
時には、なかなか解決できない悩みやストレスを原因とした不安感が現れます。その不安感が、身体症状や行動の異常をおこすことがあります。これらの症状が長く続いたり、繰り返し現れるようなら受診をおすすめします。
自律神経のバランスの崩れ
- 頭痛・頭重感・肩こり・めまいや耳鳴りが続く。
- 胃のあたりが重苦しい。吐き気がする。
- 理由もないのに頭がのぼせたり、体がほてったりする。
- 熱があったり暑いわけでもないのに、汗をかく。
- 血圧が高い。
- ストレスや不安を感じるときに、上記の症状がひどくなる。
自律神経失調症の背景として、ストレスや不安感などの神経症の要因や更年期障害などのホルモン系の失調が隠れていることはよくあります。内科を受診し、検査をしても目立った異常はないのに、症状がよくならない場合は、受診をおすすめします。